香月抹消は苦渋の決断か テームズ・スモークの合流で機動力を重視
4月26日の公示で、香月一也内野手が出場選手登録を抹消された。
香月はここまで打率は .286 で チーム2位の3本のホームランを打っていて好調だ。
筆者が考えるに、この判断は常勝を求められる巨人軍において苦渋の決断を原監督がしたと思われる。
既報の通り、明日から新外国人のテームズとスモークが一軍に合流する。
野手枠を2人開けるために、廣岡の他にもう1人落とさなければならなかった状況だった。
そこで降格の候補に挙がるのが、増田大輝・吉川尚輝・重信慎之介。3選手に共通するのは「足の速さ」だ。
機動力はゲーム終盤において大きな武器になる。終盤、接戦の展開でベテランの中島や亀井が代打で出場し出塁した際に、代走が出せない事態は避けなければならない。だからこその香月の抹消。
今までのクリーンナップに新外国人の追加で魅力的な超重量打線を組むことが出来るが、連打が出たとしても、足がなければ出塁も目一杯に生かすことができなくなる。
原監督は奥の奥まで考えた結果、香月の抹消となったのだろう。
いずれにせよ、巨人の優勝には新外国人のテームズとスモークの活躍は不可欠。
明日からの両選手の活躍に注目したい。